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ウィーンで会ってから5年振りの再会となった...

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エゴン・シーレとの再会/EgonSchiele


エゴン・シーレとの再会/EgonSchiele

30年振りの「エゴン・シーレ展」


2023年3月1日、日本では30年振りというレオポルド美術館所蔵のエゴン シーレ展を観に上野の東京都立美術館に赴いた。広島空港発10:35羽田着11:55で一路東京へ。いつものルートでモノレールに乗り、山手線に近い宿泊ホテルに荷物を預け、上野に直行した。美術館の入場は予約制で14:00だ。久々に余裕をもっての行動だった。
エゴン・シーレとの再会/EgonSchiele
エゴン・シーレの作品を直近で観たのは2018年4月のヴェルヴェデーレ宮殿で、もう5年も経つのか。この年はサハラ砂漠の砂で苦しめられたのを思い出す。黄砂が中国から飛んでくる日本とは違い、ウィーンでは、アフリカ大陸から飛んでくるのだと聞き、サハラとヨーロッパの位置関係、地球儀をグルッと回って裏側の中国タクラマカン砂漠やゴビ砂漠と日本の位置を改めて認識したのを思い出す。
この年の海外ツアーは、吾輩が長年お世話になっているフォルテピアノ修復家山本宣夫との共同企画で、「フォルテピアノ修復家山本宣夫とプラハ・ウィーン8日間」(20名限定)であった。その中でもスペシャル企画が、ウィーンの新王宮「大理石の間」で行われる200名限定のコンサートだ。それも山本宣夫が修復を手がけたフォルテピアノ「モーツァルトの愛用したワルター」を使って、ピアニスト内田光子(ロンドン在住)が演奏されるという、実にレアな音楽会への参加がツアーに組み込まれていた。当然のことながら、大々的には宣伝せず、内々でことを運んだこのツアーについては、また別の機会にレポートするつもりだ。
話を本題に戻して、知人の洋画家から今年の2月から東京でエゴン・シーレ展が行われるという情報を得て、その日の内に予定を決め、WEBでチケットを購入し、3月1日の予約を確保した。躊躇なく、スケジュールを立てたのには、もちろん大きな理由(わけ)があってのことだ。
そのわけとは、次のようなことである。
吾輩が経営するJTB総合提携店(株)ビサン ゼセッション社屋の1階の柱には、SECESSIONの文字を切り抜いた鉄板が飾られ、階段を昇った2階の事務所の入口には、透明ガラスにサンドブラスト加工によりSECESSIONの文字を浮き彫りにして嵌め込んでいる。このSECESSIONの文字は、エゴン・シーレがデザインした、分離派の展覧会用のポスターの中に描かれた文字をそのまま写し取ったものだ。
1992年に設立させた小社の社名を「Bisan Secession」としたのは、当時親会社であった備三タクシー(株)からの「分離」と尾道に「新しい風」を吹かせたいという願いを込めてのことだった。エゴン・シーレとの再会/EgonSchiele

エゴン・シーレが日本に来ているのを知りながら、会いにいなかいとなるとバチ当たりだ。

「エゴン・シーレ展」あれやこれやのブツクサ、そしてドキドキ


上野駅公園口からここ最近年に一度は行く東京文化会館を過ぎ、右手には世界文化遺産に登録されているル・コルビジェ設計の国立西洋美術館、そして東京都美術館はと、矢印看板を見ながら歩いて行くと、巨大なポスター「ほおずきの実のある自画像」が目に飛び込んできた。

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